芸術の秋:作品展

2021年11月20日

今日は瀬戸ひなご幼稚園の作品展。子どもたちが作った絵や作品を展示し、ご家族そろってご覧いただく日です。運動会終了後の1ケ月半、コツコツと作り上げてきた作品です。毎日根気よく作品とにらめっこして、少しずつ仕上げていく過程は、「最後まであきらめない」という忍耐力につながります。ですから子どもたちが興味を持つ作品作りでなければいけません。

 

まず何を作るのか、どんな材料を使うのか、どう進めたら楽しい作品作りが出来るのか、担任は頭を悩ませます。特に個性を引き出す、ということはなかなか容易ではありません。『学ぶ』という言葉は『まねる』から来ています。誰かがやっていることをまねることがスタートで、絵を描くことも作品を作ることも、先生や友だち、今まで目にしたもの等、これまでの経験を表現しようとします。

 

『まねる』ことから始まり、次は『自分で考えて』作品作りをする段階に進みます。子どもたちの作品も個性あふれるものを作ってほしいと、園長として担任に伝えます。『子どもたち目線の作品、遊び心がある作品』にしてほしい。『一方的に大人の目線で作品を作らせる』というのではなく、その子の個性があふれ、子ども自らが喜んで作品を完成していくこと、それが作品展の目標です。

 

お子さんの作品を見ながら、楽しい会話があちこちではずんでいました。頑張ったことをいっぱい褒めてあげると、誉め言葉をいっぱい聞く方も、その言葉を発する方も笑顔になり、お互いに穏やかで豊な心が育まれます。芸術の秋を通して、笑顔いっぱいの家族が増えたのではないでしょうか。お天気にも恵まれ、小春日和の作品展になりました。皆様に感謝です。